私は、開発事業本部第五事業部に所属し、物流施設やホテルの開発業務に携わっています。営業推進部が仕入れてきた不動産情報について、最適な企画を考え、物件取得、設計、テナント誘致等を通じて実現していくことが主な業務です。
不動産開発は規模の大きなプロジェクトが多いため、多数のステークホルダーと連携し、協力を得ることが必要不可欠です。私は普段から良好な関係を築くことを意識し、関電不動産開発としてこれまで築き上げてきた関係性を、さらに発展、拡大していくよう努めています。
私が入社した当時はまだ関電不動産という社名で、事業内容も関西電力の保有不動産の管理がメインでした。それから関電不動産開発となり、事業内容や組織体制は大きな変化・進化を遂げています。また、ネットワークも広がり、できることはどんどん増えています。そんな環境を活かし、私自身も新たな知識やスキルを身につけながら挑戦を繰り返しているところです。
石川県白山市で物流施設の開発に携わったときのことです。当該地域は、物流施設の需要や市場性が不透明で、社内から慎重な意見が出ていました。しかし私は、この開発に可能性を感じ、話を前に進めることを決めました。結果的には想定以上の反響があり、事業としては大成功。手薄であったエリアでのネットワーク構築が大きな収穫でした。同じ取引先さまからは2件目の施設建設の依頼があり、この実績を受け他エリアからの引合いも増えました。
成功の要因は、根気強く説得を試みた私の思いを、会社が汲んでくれたことにあると感じています。もちろんリスクは伴いますし、事業として失敗はできませんが、それでも社員の挑戦を後押ししてくれる風土が関電不動産開発にはあります。
これからも物流施設の可能性を信じ、開発を広げていきたいと思います。
関電不動産開発の魅力は、関西電力グループとして長年築き上げてきた信頼感と安定した基盤があることです。その一方で、さらなる成長を目指す姿勢を持ち、挑戦を認めてもらいやすいことも特徴の一つです。
多種多様なアセットを取扱う総合不動産デベロッパーだからこそ、世の中に新たな価値を提供できます。さまざまな角度から物件のポテンシャルを引き出し、ときにはアセットを組み合わせながら、目論見以上の運用実績を上げることもできます。既存の考えにこだわらず、思い切ったことができるのは非常に面白いです。
将来的な夢として、リゾートホテル開発に携わってみたいです。沖縄が候補地の一つですが、他の地域や海外でも可能性はあります。不動産は「どこに建てるか」が大きなウエイトを占めますが、当社は全国に事業展開しており、日本全国で活躍することができます。成長できる環境は十分に整っているので、それらを思う存分利用しようと思います。
私の好きな物件
大阪・難波にある高級ホテルのセンタラグランドホテル大阪は、タイと日本の文化融合をコンセプトに開発した共同事業です。関係者が妥協なく意見をぶつけ合った結果、非常に魅力的な物件として完成しました。